日本受精着床学会発表のご報告
2008.08.30
去る8月28日、第26回日本受精着床学会におきまして、根津八紘院長が「実母による代理出産」の発表の機会を頂きました。
発表会場では満席、立ち見、そして会場に入りきれなかった方々、約250名の方々が院長の発表を聞いてくださいました。皆様のこの問題に対する関心の高さを実感し、とても重要で貴重なお時間をいただくことができましたことに改めて関係者の方々に感謝申し上げます。
日本受精着床学会が今回代理出産の発表を一般演題として取り上げてくださった理由と見解はコメントによるとおおよそ以下のようです。
| ・ | 日本受精着床学会では代理出産学会発表に関し問題の是非を論じるのでなく医学的にとらえる。 |
| ・ | 日本受精着床学会としては日本産科婦人科学会会告「代理出産禁止」、日本学術会議の報告書の「代理出産原則禁止」を尊重する。 |
| ・ | 将来的に試行ということがなされる場合を考え、国内で行っている代理出産の実態を発表することには意義がある。 |
| ・ | 今後、医学的問題、法的問題、社会的問題、など、様々な側面からの幅広い公正な議論をしていただく場所を望む。 |
当院と致しましても、今後、日本におきまして、様々な分野からの前向きな議論が高まることを望みます。
以下院長コメントです。
今回の日本受精着床学会におきまして、代理出産に関する発表の機会を頂けたことは、日本における代理出産の問題が学問的にフォーマルな形でやっとスタートラインについた、との思いがします。
代理出産は医学的、法的、社会的な面を持っているため、それぞれの分野においてそれぞれの立場で充分な論議がなされ、当事者(子宮のない女性)を大切にした結論が出されなければならないものと思っております。
今までは、どちらかと言えば、代理出産禁止の結論からスタート、論議が後手に回ってきた感は否めないでしょう。
今回の私の日本における代理出産施行の事実発表をきっかけとして、前向きな論議がそれぞれの分野で深まり、将来の日本にとってよい結論が出されることを期待します。
代理出産をはじめとする様々な医療問題が、水面下でなく公の形で、患者さんに対する適切な医療として行われることを願い、問題提起し続けてきた私の役目が一日も早く終わることを心より望みます。
2008年8月30日
諏訪マタニティークリニック院長
根津八紘
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